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カルチャーロビーに日本髪かつら
「日本髪と江戸文化」の作品展示と実演にびっくり
ずらりと並ぶ日本髪かつら 名古屋の都心といえば、デパートやブランド店などがあつまり、テレビ塔がランドマークにもなる「なごやの栄」。そのど真ん中の栄交差点に面したスカイルビル。その10Fでエレベーターを降りると朝日カルチャーセンターです。10月4日、エレベーターの扉が開いたとき、受講生のみなさんが一瞬びっくりし、驚きました。

展示の右半分は受講生作品です ロビーの真正面の展示壁面にそって日本髪のかつらがいくつも並び、かつらづくりや日本髪の結い方指導の体験教室まであるのですから。受講生には高齢の方も多く、「結婚式ではこんな文金高島田を結ったわね」などと興味深そうでした。

 日本髪のかつらを取り上げた講座「日本髪と江戸文化」は、多彩な講座をそろえたカルチャーセンターでも滅多にお目にかかれないでしょう。このユニークな講座は、「ものづくりをめぐる小さな旅」という講座から始まりました。手仕事、職人の技を訪ね、話を聞き、ときにはその製品を買い込んだりする小さな、小さな旅です。駅に集合し、町並みを歩き、知っていそうで知らない手の仕事と文化に触れる「おでかけ講座」のひとつ。

 この小さな旅で名古屋市の「京屋かつら」を見学しました。ご主人の京谷武弘さんの一生懸命さとかつらに対する思い、勉強ぶりに感激したのです。このままではもったいない、もっとみんなに日本髪のことを知ってもらおう。手仕事であり、日本の暮らしであり、歴史でもある。なんて意気込みはすさまじく、お忙しい中に講師を引き受けてもらいました。
受講生のみなさんが結い上げた日本髪作品

 1日だけの特別講座、体験教室などを重ね、とうとう常設講座に「昇格」。今では教養・歴史ジャンルの「日本髪と江戸文化」として日曜午後に開講しています。京谷さんの講義から体験、日本髪かつらづくりまで盛りだくさん。

 今回のロビー展には、高島田などのかつらが並び、大衆演劇によく使われる茶髪かつらまであってにぎやか。さらに、受講生のみなさんが結った日本髪作品も展示されました。「同じ高島田のはずなのに、なんでこんなにいろいろ違いがあるんだろうと思うほど。つい手を入れたくなりますが、みなさんが一生懸命に仕上げた作品ですから、そのまま見ていただく方がいいでしょう」と京谷さんは眼を細めるのです。

 ロビー展は3日間ほどですが、ちょっと目眩くような気分ではありますよ。よろしかったら講座の見学でも…。

(2008年10月)
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