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栄教室ギャラリー展示(2006年12月10日〜16日開催)
「シリーズ"今"を撮るE
伊勢式年遷宮川曳きとウインドファームの巨大風車を撮る」写真展
2年前の6月、「今を撮る」の第4回ツアーでは、旧加子母村から切り出された式年遷宮の用材の奉曳行事、
岐阜県恵那郡付知町の「陸曳き」を観に出かけました。
いよいよその御料木が神宮近くに到着し、五十鈴川での川曳きから内宮へ。
古伝によると第1回内宮式年遷宮が行われたのは690年(持統天皇期)とされていますから以来1300年を経て、
第62回式年遷宮のためのお木曳き行事が古式のままにとり行われました。
伊勢神宮の式年遷宮は、正殿はじめ御垣内(みかきうち)の建物すべてを新造し、さらに殿内の神宝や装束も新調して、
ご神体を新正宮へ移すという20年に一度の大祭です。
遷宮材は上質のヒノキ約14000本が木曽から切り出され、伊勢に入ると、外宮(豊受大神宮)のご料木は
お木曳車に乗せて陸曳(おかび)きに、内宮(皇大神宮)の御料木は、そりに乗せて川曳きに、
それぞれ旧神領民が2カ月にわたって奉曳します。
80ほどの奉曳団は、各々伝統的なのぼりを立て、そろいの法被姿で、この20年に一度の一大行事に臨みます。
誇りをただよわせながら晴れやかに、新宮を支える大切な木を、流れる川中で曳く人々と、それを見守るたくさんの人垣。
きっと20年前も、そのはるか昔も同じような光景が繰り広げられたことでしょう。
ツアー参加者のある人は、自ら川に入って木を曳く人のすぐそばに迫りながら、
また別の人は橋の上で最高のアングルと瞬間を狙って、この古くて新しい、"今"の姿をカメラに収めました。
午後からは、環境にやさしい風力エネルギー施設として、本州最大規模である青山高原ウインドファームの風車の撮影に行きました。
が、伊勢では真夏の太陽が照りつけていたはずなのに、高原に向かうとたちまちガスが立ち込め、青空はほんの一瞬、
ここに展示されている風車の写真は、ツアーにとってきわめて貴重な記録になりました。
どれもこの日、この時だけの今の姿です。どうぞごゆっくりご覧下さい。
2006年12月
朝日カルチャーセンター
特別講座「伊勢式年遷宮のお木曳きとウインドファームの巨大風車を撮る」は、
『シリーズ"今"を撮る』の6回目として本年7月29日(土)に開講しました。
第1回目の増山たづ子さん(故人)の話を聴きながら歩いた旧徳山村と徳山ダム現場に始まり、
開港前の中部国際空港、木曽森林鉄道、世界遺産に登録された当月の熊野古道など、
過去と未来が交差する「今」を見る、写すのがこの講座のテーマです。
今後とも興味深い場所へ多くの皆さまとご一緒できますことを楽しみにしております。