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講座リポート
「元気になるごはん」 (講師 谷 陽子)         
2008年1月12日、2月9日、3月8日(土)11:00
会場:空色曲玉(名古屋市中区新栄3-16-21)

 「鳥は冬眠から覚めると木の実をたべるでしょ。人間もいっしょ。春には旬のものを食べるといい。 ゆずも菜の花も、えぐみや苦味があるけれど、それが冬の間にためこんだモロモロを、すっきりデトックスしてくれる」

 講座の日の名古屋は雪。ガラス戸の外は、大粒の白でみるみる覆われていく。だけれど教室は春のにおい。オーガニックレストラン「空色曲玉」での「元気になるごはん」。今日は第2回。レストランの厨房に入り、その場でオーガニック料理のイロハが学べる。それに、なんと言ってもうれしいのは、講師の谷先生の作ったごはんが食べられること。実際に見て、聞いて、味わう。なんだか料理番組に自分も参加しているようなノリである。

「元気ごはん」 料理 この日一番目を引いた料理は、なんと言ってもちらし寿司! 酢を加えてつやを増した白飯を春菊、人参、大根に海苔が彩る。なんてきれいなのかしら! 味も絶品。それぞれの素材の味が虹のように口に踊る。生姜の香り。そしてふきのとうを混ぜた味噌の苦味が、春風のように心地よい。外は雪なのに、口の中だけすっかり春。なんだか、とてもぜいたくな気持ちになる。
 この日はほかに高野豆腐・大根・人参の炊き合わせ、海苔の吸い物、デザートに卵や動物性油脂を使わずに作ったケーキ。これまたうまい。


 「元気ごはん」 盛りつけ谷先生の話を聞きながら終えると、茶をすすりながらのブレイクタイム。受講生から質問が飛ぶのだが、思いのほか語られるのは健康の話。体への様々な悩みからオーガニックに興味をもったという方が多い。

 「私も、若いころは煙草に酒、やりたい放題やってきたのね。ハンバーガーもドーナッツも、それはもう大好きでした。でも子供ができた時、土地も山もない私には、残してやれるものは身体しかないんだなと考えたのね。それからかな。手作りの料理、自然の素材にこだわるようになっていったのは」

 「生きているものを食べているから、生きられる。これが生命の基本原則でしょう。肉だって野菜だって、死んだものを食べるわけだけど、腐っているわけではないでしょう。それらはすべて、細胞レベルでは生命がまだ残っているわけね。もちろん冷凍のものだって腐っているわけではないけれど、あれは酸素が固定されている。息を続けているものにはかないません」

いま中国製毒入りギョーザ事件の真っ最中。食の安全とは是即ち生命の安全なのだということを、改めて実感しました。


「元気ごはん」 話がはずむ  最後にひとつ、こんなあいさつを教わりました。
 「鶴さんも亀さんも、千年も万年も生きたければ、ツルツル飲まずに、よ〜く噛め! いただきます」

  なるほど「元気になるごはん」である。
(2008年9月 サンチョ