橦木館をじっくり見ようという講座なので、橦木館の話から始まるのかと思っていたら、話は昭和15年の地図の説明から。名古屋城があの場所に建てられた理由、町人地や武家地がどこにあったか、橦木町や東片端の名前の由来、瀬戸電が建設された理由、などなど・・・。窓の外のしとしと降る雨を見ながら、橦木館が建てられた頃の雰囲気などをぼんやりと想像してみた。
その後、橋先生たちが店子として橦木館を借り受けることになった経緯や、どんなふうに橦木館を使って楽しんできたのかという話を聞き、さあ見学。
祝日ということもあってか、この日は私たちのほかにも、人形の展示会やボランティアの集まりなどかあり、建物の中は結構多くの人がそれぞれに何かをしているという感じだった。その間を縫いながら、かつてどんな風に使われていたのかといった説明を聞きながら、内部をぐるっと回る。昔ながらのお屋敷なので、間仕切りは障子やふすま。ほとんど開け放たれていたのに、それぞれの活動(私たちの見学も)が違和感もなく、1つのお屋敷のなかでうまく共存していて、プライバシーが保てなくて否定的にとらえられることの多い日本家屋をちょっと見直した。
ということで、いい建築とは、歴史的価値があるとか、有名建築家がつくったとか、著名人が住んでいたとか、そんな言葉で語られることが多いけど、うまく使いこなせるということで語ってもいいのかも、ということを再発見。
講師のいろいろな話を聞いたり、質問したりしながら見学することで、一人で見るだけでは気が付かないことを再発見できるかもしれないですね。
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