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トントントン・・・。釘を打つ賑やかな音が教室一杯に響いています。金づちを持つのは小さな手。
「今日は木の鞄を作ろうよ。」川合先生の一言からこの教室は始まりました。取り出されたのは、木の箱です。
「あ、秘密箱!」「ブリキの鞄なら持っとるよ。」子ども達の声があがります。皆興味津々といった様子。
「まずは、箱をつくるんだよ。作り方はね・・・。」先生の師範を真剣に見つめる子ども達。
「さあ、やってみよう!」制作の始まりです。皆材料と道具を持っていって、組み立てを始めます。お家の人と一緒に作っている子もいます。さあ、賑やかな釘の音が響きだしました。綺麗に見えるよう、釘の打ち方の間隔を考えている子もいます。実に細やかな作業です。
それにしても、「こどもの造形」で、釘を使うなんて、ちょっと意外でした。

「色々な素材を使いますよ。粘土もやったし、木も使う。作るものも、竹馬とか凧とかね。でも、同じものは作らない。
あと、おもちゃでも何でも、本物を作らないと。」とは、川合先生のお言葉。
なるほど、この日作っている木の鞄も木と皮を使って、ちょっと洒落たつくりになっており、
大人でも何かに使いたいと思うような仕上がりです。
幼稚園の
年中さんから、小学校高学年くらいまで受け入れるというこの教室。
何と30年以上も朝日カルチャーで続いている老舗教室だそうです。人気の秘密はどこにあるのでしょうか?
「何だろうね。子どもも楽しんで、自分も楽しむってことかな?」と川合先生。
そうやってインタビューしている間にも、先生は、子どもが使いやすいように止め具の工夫を考えていらっしゃいます。
その姿は実に楽しそうです。
そして、小さな手に使いやすいよう、一生懸命工夫をこらしていらっしゃる先生の優しいお気持ちが、
子ども達にも伝わるのでしょうね。
途中で失敗したり、困ったことにぶつかっても、助手の瀬木さんと川合先生が上手く助けて下さいます。
そんなこともあって、子ども達は思い切って、作業することができるようです。
さて、木のかばんは2回にわたっての制作ということで、今日は箱が完成したところでおしまい。
残念!皆大切そうに自分の作品を預けていきます。「かばんができたら、次は椅子を作るよ!」
先生の予告で、次回をまた見てみたい、できれば自分でも作ってみたいと思いつつ、取材を終えました。
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