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<講座リポート>
ものがたりと怨霊信仰
〜御霊祭を中心として〜
講師:蔵田敏明   講義 5/11 15:30〜17:00 柳橋
現地ツアー (月)名古屋駅8:00集合
 
歩いて体感する奥深い京都の魅力
画像 上御霊神社

「怨霊講座」というニックネームで開講前からホームページスタッフ内では大評判だったこの講座。 「怨霊」にも「京都」にも「おいしいもの」にも並々ならぬ興味関心をもつ私です。参加しないわけにはいきません。
ツアーに先立っての座学も期待以上に興味深い内容でした。 資料として配られた『伊勢物語』六段は有名な文章ですが、先生に解説していただいた京都鬼門ラインのお話によって、 目からウロコ、はじめて「そういうことだったのか」と『伊勢物語』の面白さにも開眼させてもらいました。

とはいうもののツアーの前に『伊勢物語』どころか川端康成も谷崎潤一郎も読み返せないまま、 当日は集合場所に時間ぎりぎりにようやく到着。20名余の受講者と共に大型バスに乗り込みました。 (講師の蔵田先生は名古屋在住ですが、毎週末京都に行かれているそうで、この日も平安神宮からバスに乗られました)

画像 祭りの準備 今回のツアーの最大目的である上御霊神社にまず拝観します。 この日は御霊会巡行の前日で、屋台なども立ち並び、神宝の剣鉾や神輿も準備されていて、 なんとも摩訶不思議な異界ムードがたちこめていました。 神社縁りの早良(さわら)内親王の悲劇、京都に今も根付く怨霊信仰、氏神神社としての歴史と伝統などについて 宮司さんから直接お話を聞いたりもしました。

上御霊神社から南へ10分程歩いて相国寺へ。とても大きなお寺で見どころも多いようですが、 今回はその中の瑞春院(水上勉の直木賞受賞作『雁の寺』のモデルとなった寺)を拝観しました。 完全予約制ということでわたしも初めての拝観でしたが、なかなか素晴らしい襖絵、枯山水の庭園などもあり、 御本尊の阿弥陀三尊佛も美麗で目を奪われました。 この後、またバスに乗り、谷崎が愛好してよく通ったという料理店「山月」で昼食をとりました。

1時間程の昼食タイムの後、「山月」から歩いて法然院へ。ここは以前雪の日に訪れたことがありますが、 それはもう夢幻のような美しい佇まいでした。新緑の法然院ももちろん綺麗でした。(境内の墓地に谷崎が眠っています)

さて、今回のツアーで意外だったのが、ここからいわゆる「哲学の道」に入り、 全行程をほぼ完全制覇してずんずん歩き、南禅寺近くの洛翠の庭(藤田家別邸)までノンストップで行ってしまったことです。今まで哲学の道周辺を歩いたことは何度かあったものの、こんなによく歩いたのははじめて。
平日だったためか人も少なく、緑は生き生きとして、疎水のせせらぎが心地よく、雨も上がって思いがけない 健康的なウオーキングとなりました。
洛翠でいただいたお抹茶にほっと一息。
非常に盛り沢山でユニークな京都「怨霊」の日帰りツアー。秋からの新講座も楽しみです。 (りん

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