沖縄の音楽や踊りなどの文化には、歴史と結びついた独自の伝統と魅力があります。
一度でもその魅力に触れて感動した人は、きっと何度でも沖縄に行きたくなるし、
その魅力にずっと惹かれ続けるのでしょう(私もその一人)。
ACCの沖縄舞踊の教室には、はじめて入りました。講師の児玉みつる先生は、西川流の日舞師範でもあり、
沖縄舞踊に出会う前から日舞で鍛えた踊りの素養がありました。 それでも、沖縄舞踊をマスターするためには、
長い年月の苦労と努力があったそうです。
「沖縄生まれの人(ウチナンチュ)は、その血の中に優れたリズム感と踊りのセンスがあるように思いますね。
ヤマトンチュである私たちが、どれだけ努力してもかなうものではないのかも。
このクラスにも沖縄出身の方がいらっしゃるんですよ」ということで、受講生の東筋(あがりすじ)さんを
紹介していただきました。
東筋さんは石垣島の出身で、同郷のご主人も八重山古典民謡と三線の名人級腕前。
名古屋市内での演奏や教室でその腕前を披露しておられるとのことです。
東筋さんの沖縄舞踊はたしかに年季が入って素晴らしいですが、全くの初心者でもとにかく沖縄舞踊に興味があり、
楽しく踊ってみたい方は大歓迎とのこと。
この教室では、初心者でもすぐに踊れるように、いくつかの曲目が用意されていて、
難しい曲は踊れるようになるまで先輩たちの踊りを見ているだけでもいいのです。
有名なかぎやで風(沖縄では祝い事の席などでよく踊られる古典舞踊)や鳩間節の練習風景を見学しました。
鳩間節には、女踊りと男踊りの二種類あり、両方見せてもらいましたが、同じ曲と思えないほど違うのです。
女踊りは手の動きが実に優雅で表情豊か。男踊りはダイナミックで激しい踊り。足の動きがかっこいい。
あと、四つ竹踊りも素敵でした。
沖縄舞踊ではよく使われる四つ竹という楽器を使います。
四枚の竹片を片手に2枚ずつ握って、カスタネットのように打ち鳴らして踊るのです。しびれる響きですよ。
休憩時間に受講者の方々に少しお話を聞きました。
「どんなきっかけで沖縄舞踊を始められましたか?」という質問に
「三線の音が大好きだから」「沖縄の音楽は心に響くし、楽しそうなので」「健康のために」
「とにかく踊ることが好き」
など、各々理由や踊りのキャリアはまちまちでしたが、児玉先生の指導で一緒に踊られている皆さんは、
本当に生き生きとして楽しそうでした。
(2006年3月 りん) |