2005年2月にオープンする中部国際空港「セントレア」に展示予定のウェルカムキルトの一部を製作中という
中道あい子先生の「パッチワークキルト工芸」教室にお邪魔してみました。
現在、教室の皆さんが取り組んでいる作品は、中部国際空港が開港する2005年2月から万博期間中の9月まで、
空港利用者に向けて飾られる大きなタペストリーの一部分です。
これは「QNJ」(キルトネットワークジャパン)が呼びかけ、中部を代表するグラフィックデザイナーとキルターの
コラボレーション事業として進められています。35種類のデザインを元に、35チームのキルターが2.8m四方のキルトを制作し、
最後に一枚のタペストリーとなって、空港内に飾られるというのは、まさに壮観でしょうね。
中道先生は作品NO12、森和之さんデザインの作品をACC教室はじめ、他の教室の生徒さんと共に製作中で、
12月末くらいには完成予定とのことです。
教室で制作されていたのは、ベテランの生徒さんばかりとのことでしたが、
「シンプルなデザインに見えるけれど、案外めんどうな工程があり、一本のラインを縫うのに2〜3時間はかかるんです」と
教えて下さいました。キルトは本当に一針、一針、人間の手で縫い続けてひとつの作品として完成するんですね。
作品が展示される予定の中部国際空港内「セントレア」は、飛行機の利用客だけでなく、誰でも入れるそうですから、
私も期間中にぜひ観賞に行きたいと思いました。
また、この教室ではふだんはバッグやポーチなど、身近な小物を制作して楽しんでいるということで、
最近の作品を何点か見せていただきました。 実際に「今日もこうして持ち歩いているのよ」という使い勝手のよさそうなオリジナルバッグやお揃いのポーチなど、
素敵なものばかり。 思わず「いいですねぇ。わたしも欲しいわー」とうっとり手にとって眺めていると
「でもね、パッチワークキルトはやってみると本当に大変な労力と時間がかかるんですよ。一針、一針、手縫いでしょう。
根気もいるし、とにかく好きじゃなきゃ、続けられないことね」と受講生の方から声がかかります。
そうでしょうね。でもその苦労が結実して、世界でただ一つのオリジナルな作品が完成するんですね。
そして他の誰でもない製作者の自分が可愛がって、お気に入りとして大切に使っていくんですね。
こうしたものづくりの基本にこそ、深い楽しみと幸せがあるんだなぁと感慨深い気持ちになりました。
(りん)2004年9月14日 |