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<講座リポート>
たのしい手織りー裂き織り

講師:日本手芸普及協会 辻澤 由紀 火(2・4) 10:00〜12:00
 
制作風景

「裂き織り」ということば自体、ごく最近まで死語に近い状況でしたが、ようやく手芸好きの女性たちやリサイクルに関心のある人たちの 中から火がつき、ブームの兆しが見えています。とてもいいことですね。

裂き織りは東北地方を中心に、昭和30年頃までの日本ではごく一般的な家庭で行われていた織りの技法です。
アメリカの使い捨て文化にまだ毒されていないかつての日本人は、着古した衣類も捨てるのではなく最後まで再利用して使い切る知恵を 持っていました。
古布を1cm幅に裂いて織り糸として、別の丈夫な糸と組み合わせて織り、独自の新しい布地をつくります。
裂き織りに関心を持ち、やってみたいという人がわたしの周囲にも数年前から何人かいます。

教室風景 朝日カルチャーセンターでは、この「たのしい手織り-裂き織り」講座で、ほんとうに楽しく裂き織りが体験できます。
講師の辻澤先生がいつも、さまざまな手織りの服や小物を素敵に身につけて来られるので、教室の皆さんも 「ファッションの世界が広がったわ」とおっしゃっていました。
今回はベストを製作されている方が多かったのですが、この教室では卓上織り機を使うので手編みに比べれば実に簡単に早く仕上げられるのだそうです。
人によって違いますが、だいたい1週間から3週間程度でベストなら完成するそうです。マフラーやショールなら、もっと早く完成するので、色々な色や模様のものが次々出来て、人にプレゼントしたりするのも楽しいのだそうですよ。
ベストを仕上げた人たちは、今度、ベストに使った糸に合わせ、バッグを製作されるのだそうです。

作品 作業中の何人かの方にお話を伺った感じでは、元々、手芸や洋裁などがお好きな方たちが多く、 辻澤先生から織りを教えてもらったことと今まで自分でやってきたことをうまく組み合わせて、 さまざまなものを製作されているようでした。
たしかに、布地そのものから自分でつくることができる裂き織りを知ると 手づくりの世界が広がりそうですものね。カタン、コトン、手織りする女性の手つきも色っぽくて、情緒があります。 全くはじめての人でも基礎から操作を教えてもらえるそうなので、関心がある人はぜひ始めてみては?

100均ショップと高級ブランドという両極端な消費社会の現代だからこそ、一織り、一織り、自分の手で織って作った オリジナルな服や小物で生活することの楽しみを大切にしたい、という人たちがもっと増えるといいですね。

(2005年6月 りん)
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