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数ある講座の中でもたいへん人気が高い富田信子先生のクラスを見学させていただきました。
さすが教室内は熱心な生徒さんたちの熱気にあふれています。
ふつう教室スタイルの講座は教壇の先生の講義を一方的に聴講するという授業になるのですが、この講座はそうではありません。
2時間の授業の間、冨田先生は絶えず生徒さんを指名されます。
人前で声を出して朗読することや自分の意見を述べることは、なかなか勇気がいることでしょうが、
その適度の緊張感が教室全体にあふれる活気を生み出しているのですね。
教材は現在高校生用のテキストを使い、『徒然草』(吉田兼好)の原文と口語訳の朗読、
絵本『それほんとう?』(松岡享子・作 長新太・絵)を使っての発声練習。
また毎回数人が順番に前に出て3分スピーチを行い、2時間の授業内容はかなりの充実度です。
私は「朗読」講座は初めてで、どんな授業なのか想像もつかなかったのですが、久々に『徒然草』の原文に触れ、
学生時代にタイムスリップしたようななつかしさも覚えました。
学生時代といえば、生徒さんたちは皆さんたいへん学力優秀で明朗快活で勉強熱心な優等生という雰囲気の方ばかりでした。
ですからきっと先生の方も指導に熱が入り、教え甲斐があるというものでしょう。
今の時代にこんなに質の高い授業を教える側と受ける側が一体になってつくっている光景はなかなか見られるものではありません。
そのことに感激してしまいました。
「朗読」というと特殊な趣味、仕事を想像されてしまうかもしれませんが、しっかりした発声で正しい日本語を話せる人は年齢に関係なく
美しく見えますね。もう一度、姿勢を正して勉強する充実感を取り戻したいという方に最適な講座だと思います。
(りん)
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