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今年4月に開講し大好評だった「古本教授にきく地球講座?宇宙から見る地球、地底から見る地球」の続編として10月から3回連続で開かれた「高野先生にきく地球の明日ー地球環境の過去・現在・未来をさぐる」を11月、12月の2回、受講しました。古本先生の講座も非常に面白く夢中になって聞けたことで、長年トラウマのようにしみついていた理系コンプレックスもかなり癒され、リラックスして教室に入ることができました。
カルチャーセンターに通われる方は、どちらかというと学生時代文系タイプだった人が多いのではないかと思います。私も典型的文系頭脳だったため、理系、まして国立大の理学部なんて、北極に行くよりも自分の立ち位置から遠い世界でした。そんな自分が名大理学部の教授や助教授の講義をナマで聞けて、しかも楽しいと思えるのです。人間、年を重ねると、若い頃には思いもしなかった世界が見えてくるものです。
古本先生の講座では、はるか彼方の銀河宇宙や、人類が誕生する前のはるか昔の地球の姿に思いをめぐらし、ロマンティックな感動を味わったりしました。今回の高野先生の「地球の明日」では、今現在ここに生きている自分をとりまく世界をいつもとは違った視点でとらえなおすことができました。食材や森林資源、エネルギー問題については、社会問題として新聞、テレビなどからある程度の知識を得ているつもりでしたが、地球環境学という視点から語られる先生のお話はとてもわかりやすく、自分自身の視界も開けたような爽快感もありました。地球環境保護を訴える人の中には、聞いているとだんだん悲観的になり、無力感さえ感じてしまうような話をする人もいます。たしかに決して楽観できない深刻な現実があり、目をそらして生きるのは恥ずかしいことですが、高野先生の講座は現実の問題点を明確に示しながら、希望が見えてくるという点が素晴らしいと思います。大きく、広い視点から環境問題をとらえると同時に、今ここにいる自分がどう考え、何をしたらいいのかという小さな一歩まで、具体的に提示されるので、本当に感激しました。
残念だったのは、開講日が平日だったせいか受講者数が少なく、若い世代がほとんど見受けられなかったこと。この「地球」シリーズはぜひ新年度も続けて、地球の明日について、もっと幅広い世代が関心をもって受講してくれることを企画者の1人として願っています。
(2006年12月 りん)
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