ここ数年、じわじわとちりめん細工ファンが増えているようです。
京都や小京都と呼ばれる観光地はもちろん、名古屋近郊あたりでも町家風のショップが増え、可愛いちりめん細工が商品として人気を集めていますね。
でもそんな中には古布でなく化繊が使われたものも混じっているのでご用心。
森島先生のちりめん細工は、全て古布が用いられます。
10名弱の生徒さんは、作業ペースが速い人、遅い人まちまちなので、先生はほぼマンツーマンで指導されています。
その間、他の方たちは各々の手を動かしながら、古布や道具のお買い物情報を交換し合ったり、作品を見せ合ったり、教室というよりあたたかいサロン的な雰囲気です。
皆さん、ほんとうに古布の魅力を慈しんで、こうした時間を心から愛していることが伝わって来ます。
ちりめん細工はブーム以降、あちこちでも教室が開かれているようですが、ACCの森島クラスはホンモノを求める人向き。
「可愛いもの好きだからちりめん細工でもちょっとやってみようかしら」という程度の動機では、このクラスに入るのは無理だと感じました。
技術的なことではないのです。
古布に対するこだわりがホンモノだという方には絶対にお薦めですよ。
受講生の中には大阪在住の方もいます。月2回、新幹線を使って通われているのです。
ちょっとお話をお聞きしました。
「数年前に森島先生の作品を見る機会があり、惚れ込んでしまったんです。
豊川の方で教室があったんですが、豊川まで通うのは無理とあきらめていました。
だから朝日カルチャー名古屋の教室案内で先生のお名前を見つけた時はもう嬉しくって。名古屋なら通えるって。
このクラスに月2回通えることが、本当に楽しみで生き甲斐なんです。
一番の魅力は先生が提供してくださる生地が素晴らしいこと。
それと教室の皆さんと布の情報交換できること。私は京都によく布を買いに行くんですが、他の皆さんもとても熱心ですよ。
このクラスに入ってだんだん古い布の魅力がわかってきたんです。やはりいい布は見た目も違うし、触った感触が本当に素敵」
私は手先が不器用で手芸は苦手なんですが、それでも古布の魅力とちりめん細工の可愛さにうっとりしてしまいました。
心から好きだと思えるものを大事に慈しみつつ、手間ひまを厭わず手仕事に取り組む人の魅力も感じたひとときでした。(2005年9月 りん)
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